ラダックのレーから、東ラダックのツォモリリを経由してマナリまでの基本情報と旅行情報。

東ラダックやツォ・モリリの旅行情報

HOME > 訪問した街の写真 > インドの写真 > ラダックのレーからマナリの自転車旅 > ラダック自転車旅行の総合情報 ラダック〜チャリンコ記〜

ラダック〜チャリンコ記〜の総合情報

東ラダックとチャンタン、セルチュ、ラフールのまとめ

概要

『チベットよりもチベットらしい』。このように語られるラダックは、インド最北部に位置し、西はパキスタン、東はチベット自治区、北は東トルキスタン(新彊ウイグル自治区)に囲まれています。現在はカシミール領有問題や中印国境問題で、周囲の全国境地帯が封鎖。行き止まりの土地というイメージが強いですが、実際に訪れると文明の交差点としての役割を果たしてきたことがよく分かります。
ラダックの地図東ラダックからツォ・モリリ経由マナリまでの地図です。クリックで拡大します。

文化

せっかくラダックまで来たのなら、ここならではの「文明の交差」も味わってほしいものです。生粋のレー育ちというイスラム教徒とインダス川を臨みながら、ダルカレーを食し、ダライラマの話をする。しかもBGMは中国からのラジオ放送で「ニーハオ、マ?」。これ、本当にあった話です(mahe橋近辺にて)。もちろん、マニ壇やチョルテンなど、チベットの文化は溢れ出すほどあります。このエリアは近隣のあらゆる文化を内包したところ。そんなラダックに、旅人は心を奪われてしまうことでしょう。

※訪れたのは、東ラダックがメインです。西にはラマユルやアルチ、南西にザンスカールという魅力的な場所がまだまだありますが、当ページでは東と南をメインに解説します。

地理

レーは標高3500m。近くを流れるインダス川は地図を右下から左上に流れています。ですから地図上の右下(南東)に行くほど標高が高くなっています。mahe橋で4000m程度、 Pugaでは4200m。またマナリーからレーへの道路は合計470kmあります。アップダウンは激しく、tsoKar付近で標高は4300mはあります。世界で2番目に標高が高いと言われるタグラン・ラは5360m。バスで移動する人ですら高山病に悩まされるポイントです。
また、インダス川沿いのレー近郊のゴンパは、なだらかな丘の途中や小山の上にあることが多く、自力(自転車・徒歩)で向かうと、なかなか苦労します。インダス川から離れるほど標高が高くなるということも大きな特徴なので、ぜひ覚えておいてください。地図では少しに見えるのHemisなど、自転車で登ったら6kmなのに1時間はかかりました。

気候

ラダックやチベットなど、ヒマラヤ山中の村々は『1日の中に四季がある』とまで言われるほど、寒暖の差が激しく、それなりの装備は必要です。8月に訪れた時の記録では、昼は半袖で夜は長袖2枚といったところでしょうか。これはレーの話で、標高は3500mで湿度もまだあるからマシなのですが、地図上右下のツオ・モリリ近辺はなかなか厳しいです。-11度まで可能と書いてあった寝袋の中でスキー用の発熱素材入りフリースを着ていましたが、なかなかの寒さで寝付けませんでした。
余談ですが、冬のラダックは雪山へ訪れるような装備が必要です。マイナス20度近くにまで気温が下がるので、発熱素材のアンダーウエアはもちろん、ダウンも厚手のものを用意すべきです。個人的な雑感では、風が強いので風をシャットアウトできるジャケット(できればゴアテックス)が好ましいと思います。

食事

レー近郊では、食事に困ることはありません。カレーやテントゥク、モモなど、インディアンフードかチベタンフードは必ずあります。レーからマナリーの道では、予想どおり南に行くほどインド文化の比率が高くなっていき、Keylongでは、ほとんどインド食でした。
旅行者に馴染みがないチャンタン高原は、食事を取れる場所も少なく、野菜が少し入ったインスタントラーメンかツァンパ(麦を粉にしたもの)に出会う確率が高くなります。場所によっては水の入手すら困難なので、店を見つけたらこまめに補給しておきましょう。ただ、ジュースだけは豊富で、なぜか中国製ミリンダやコカコーラ系の飲料はそれなりに入手できます。地元の方のお招きがあれば、必ずと言っていいほどバター茶とツァンパでもてなしてくれることでしょう。

病気等の対策

まず留意すべきことは、なんといっても高山病です。到着1日目は少々で歩く程度が良いようです。つまり、動き過ぎも動かなさすぎもダメとのこと。あと、体内の浸透圧を高山に馴染ませるために、水をひたすら飲みましょう。レーで高山病を長引かせると、旅程に差し障りが出てきます。期間の短い人ほど、高地順応をきちんとすべきだと私は思います。長期の人は栄養失調に気を付けてください。野菜やカルシウムがどうしても不足しがちなので、意識的に含有する食品をオーダーしてください。
最後に衛生的な面からの病気ですが、気温が低いこともあり、おそらく他のインドの街よりは格段にマシでしょう。ただ、目の前には普通のインドのトイレやシャワーがあるわけで、注意するにこしたことはありません。薬局はレーで発見したのみなので、できるだけ日本かデリーで揃えることをお勧めします。

レーの病院はバクラ・リンポチェ氏の努力により、医療費がとても安いです。ラダッキなど地元民用なので、ちょっとしたことでは行きにくいですが、いざというときは頼りになります。

言葉

レーや周辺の観光地では、英語のみで旅行は可能です。ただ、ラダッキ(ラダック語)を覚えておくと、ウケがまったく違います。ジュレー(こんにちは・さようなら・ありがとう)以外にも、「私は日本人です」や「私の名前は…」などを知っておくだけで、打ち解けるまでの時間が違うはず。特に僻地では、知ると知らないで大違いです。ぜひぜひ積極的に覚えましょう。

ちょっとだけラダッキ講座
・私は日本から来ました。
ンゲィ・ジャパン・ネー・イン
・私の名前は●●です
ンゲィ・インガ・●●・イン
・水/茶/食べ物がほしい
チュ/チャ/カルチャ・ゴサー

※英語が通じにくい地域でも、ヒンディー語・ウルドゥー語は普通に通じます。

ILP(インナー・ライン・パーミット)

ヌブラ/パンゴン・ツォ/ツオ・モリリ/ダー・ハヌーの4地区に行く場合はILPと呼ばれる入域許可証が必要です。私が訪れた2002年時点ではとても簡単に取得できましたが、最近は少々難しくなっているようです。4人グループで取得しなければならないのですが、以前は一人でも4人分の料金を負担することで容易に取得できました。いまでも、うまく交渉すれば一人でも取得できるとのことです。

おすすめのガイドブック

・『ラダック』旅行人ウルトラガイド/高木辛哉著
『チベットのことなら日本人に聞け』。そう言わしめたガイドブック『西チベット』と『ラダック』を執筆した高木さんは、まさにこのエリアの生き字引。街やゴンパの解説はもちろん、ゴンパの中にどの仏像がどの位置にあるかまでを網羅しています。ラダックの地理を覚えるまでは使いづらいものの、土地勘ができ始めると、驚くほど分かりやすい本に変化します。
・『TREKKING MAP OF LADAKH』/SONAM TSETAN
ラダックの地図といえば、まずこれでしょう。古本屋で発見し購入したのですが、大当たりでした。以後、ラダックでこれ以上の地図を見たことがありません。資料にも記念にもなります。何よりも素晴らしいのは、トレッキング地図のため、防水コーティングしていること。小雨の日でも広げることができます。

※ラダックのみを訪れる場合、インドを広く網羅したガイドブックはほとんど役に立ちません。ご注意を!

他の項目

宿や交通機関などは、他のインドの町や村と大きく違うことはありません。アクセス方法や、ゴンパの情報などは上の項目の「おすすめガイドブック」を購入されるか、各種フォーラムにてご確認ください。


What's New

※過去3か月分の更新履歴です

※写真レンタル承ります。各種取材・撮影・執筆を承ります(雑誌『庭』の連載など執筆実績が通年けっこうあります)。地震や津波など各種防災関係取材・撮影・執筆承ります。
>>お問合せはコチラから(greenmist経由)