横浜市青葉区 里山への旅
よく、HPやこういう雑文なんかで
「旅行」と自分は書くけれども、
旅行好きの人から「旅」ではないのですか?と聞かれる。

自分は、「旅」という言葉を
ちょっと神聖視している向きがある。

出掛け始める時は、「旅行」なのだ。
「旅」というのは、その人の思考回路や行動、
行った先での出会いや環境などが積み重なって
「旅行」から「旅」へと質を変えるのではないか、と。

だから、「旅行」に出る時は、たいてい
今回は、いい旅にしたいなぁ、と思っていたりするのである。
つまり、旅にしたいと考えている時点で、
その時点では「旅」に到達していないのだ。
もちろん、「旅行」止まりで終わってしまう時もある。

たいてい、長く出ると「旅」になりやすい。
単純に日数が多いから、そうなりやすいのだ。

だが、短くとも「旅行」が「旅」に変わる時がある。
それは旅人という意識がある人間ならば、
言い方に差はあれど、その変化が存在することについて
異論はないだろう。


さて、この前、白心庵という所へ取材へ行った。
取材は、もちろん仕事。
冷静にやらねばならないことが目の前にある状態だ。

しかし、この白心庵は、入った瞬間から違った。
精神が、心が、里山を旅しているのだ。

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新緑の香も、鳥たちの声も、この半日ばかりの旅を豊かにしてくれた。
茶室というと、たいていは建物で、
しかも、柵か何かで眺めるだけで終わる。
そして、行列になる。

逆に取材だからこそ、少人数で、
濡れ縁に腰掛けてリラックスして眺めることもでき、
本質に触れることができた。

何よりも露地が素晴らしく、
ここで茶室に入るのを待つ人は幸せだなぁ、なんて思いながら。

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白心庵では貸し切りもやっていて、夜話も、暁もOKという。
お茶の経験がある方、おすすめですよ。
間違いなく、白心庵の取材は旅だった。


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